民主党の事業仕訳が終わり、今日の新聞やテレビではマスコミの総括が行われました。私も前半は毎日3時間ぐらいインターネットを見ました。


世論は総じて評判がよく、面白い見せ物だ、自民党がつくっていた無駄な予算が如実にわかった、官僚は社会問題を解決するために政策をつくるのでなくOBの人件費を捻出するために事業をでっち上げていたなどがわかりました。


今回の仕訳は総事業の十分の一、それで1兆円弱の削減ですから、全体では10兆円以上は削れることがわかりました。10兆円から20兆円はムダがあるといわれてましたがそれが証明された感じです。


今度の事業仕訳で、官僚側に説明する力がないと言っていた評論家がいましたが、先輩の天下りの人件費を出すための事業なので、これでは公の場で説明のしようがありません。見当違いの評論です。


鳩山首相は今回限りと言ってましたあが、2011年度の予算作成が始まる来年6月からやると、夏の参議院選挙にぴったりと時期があい、民主党は選挙対策として強力な武器を持つことになるのでやるのでしょう。


事業仕訳の中心にいた枝野さんと蓮舫さんはマスコミではスター扱いです。あれだけマスコミに露出すれば小泉さんに代わる政治のスターです。特に、蓮舫さんは来夏の参議院選挙に出ますが、今から当選間違いなしです。


事業仕訳は「破壊」する話です。パラレルに「創造」の話も進めればいいのにと思いました。国費を使わない、代わりにこんな具合にやるというようなことです。破壊するだけで代わる創造が見えないのが世間から批判されるもとになってます。


マニフェストに記述した7兆円が必要な事業は12月には実施する順番を決め、来年度はこれをやるとするようですが、これだけでなく、事業仕訳で国費を削った事業についてやり方を変える方法を考えたらどうかと思いました。


これには社会起業家的な手法が大変役立ちます