「新しい公」はイギリスでつくられたコンセプトで、官の専管領域へ民、社会起業などの非営利活動、を導入し、社会問題を解決するやり方です。


民を導入するのは、官にはもうカネがない民間の資金を使おう、官はアイディア不足、スピード不足。。。官が劣っているからです。このブログでも何回か話題にしました。


この「新しい公」を鳩山首相はくちぐせのように使ってます。


昨日の参議院の国会答弁を聞いたましたら、自民党議員の民主党はバラ撒きをやっていると非難されたのに対し、鳩山首相は新しい公のコンセプトで切り替えしてました。マスコミのインタビューでも使ってました。よほどそおう思っているのです。


鳩山さんの説明は、公の領域に民、例えばNPOを呼び込み、両者共助の関係をつくり問題を解決する、税金をただばらまく昔の社会民主主義とは一線を画している、だから非難されるようなバラ撒きでないというものでした。


まだ理念を述べている段階で、民の導入を具体的にすすめてるわけではありません。例えば、中学生以下には児童手当を支給しますが、世田谷和田中学校のように、中学校に地域の市民が入り、先生とともに教育をやるとはなっていません。


鳩山首相はまだ理念を言っているだけで、具体的な政策はこれからですが、「いい発想」で、このコンセプトでずっと先に行けばいいのにと思います。