TBSラジオで永六輔と大橋巨泉が異口同音に「民主党の国家戦略局は名前が悪い。官僚政治を廃するのは賛成だが、この名前だけは変えて欲しい」と語ってました。


第二次大戦時の国家総動員法を彷彿とさせ、全体主義国家を想起させるからです。

第二次大戦時子供だった70才代はこんな感性だったなんて予想外のことでした。


言われてみればそうです。直感的に嫌悪感がある世代がいるんですから、臨時国会で設置法をつくるとき改名したらどうでしょうか。


民主党政権について”官僚依存の脱官僚”という皮肉もあるそうです。元官僚で民主党から選挙に出た議員が脱官僚の戦略をつくることを皮肉っているのです。


至言です。旧官僚政治が終わり、新官僚政治が始まるのかなという感じがするからです。


20世紀の初めに欧州で第一次世界大戦と第二世界大戦がありました。一回の戦争でこりごりしたのに二回も戦争をしてしまったのです。第一次大戦が終わったときに、社会には次の戦争の予感があり、憂うつなことが去ったが、また次ぎの憂うつなことが待っていると言ったフランスの作家がいます。


歴史にはこんなことがあったので、旧官僚政治が終わり、新しい官僚政治が待っていたなんてことにならなければいいのですが。


そうならないためには国家戦略局が活躍することが必要です。最近菅さんは音沙汰がありません。これをみてジャーナリストはプライベートな場で「国家戦略局はもう終わったね」と言ってるそうです。始まる前に官僚にやられてしまったというのです。そうならないことを願います