JリーグのG大阪は、2011年の完成を目指し本拠地の新競技場の構想を今夏発表しました。場所は万博記念公園内の遊園地跡地を借りるようですが、これはまだ決まっておらず目下交渉中です。


総工費150億円は大半を寄付で賄う計画ですが、既にスポンサー企業などから80億円を確保しており、残りは行政の助成金(20億円)やファンからの募金(30億円)などを見込んでいます。


G大阪はパナソニックが主要株主で、JR西日本、関電、大阪ガスなどが株主ですが、大企業がバックにいるので寄付は集まるでしょう。


昔なら税金で自治体がつくりましたが、もうそれができません。事情は英米でも同じで、そこで競技場を民間でつくるのは90年代に社会起業に進化し、いい例があります。


G大阪はいいスポンサーに恵まれてるので企業、自治体、ファンの個人などからカネを集め競技場をつくる自信があるようですが、これは古いやり方で、せっかくつくるなら新しいやり方でやったらいいのにと思いました。


競技場を収益事業と考え、収益をあげるアイディアを出し、建設費の半分ぐらいは借り入れで調達し、収益でそれを返済するようなやり方です。


G大阪の経営陣にはこういう発想がないのです。思いつかないから旧来の方法しか考えません。競技場の新しいビジネスモデルをつくるぐらいの気持ちでやったらいいのにと思います。