前回勝間和代さんを話題にしましたが、その続き。


勝間さんは毎日新聞社(ネット版)に「 勝間和代のクロストーク」を連載しており、8月23日号は「日本の社会起業家を応援しよう」です。これは毎回勝間さんがお題を出し、読書から投稿を求めるものです。


勝間さんは前半で社会起業家の有用性を説き、育成するために二つのことを提案してます。
1,社会起業家が、同等の経歴を持つビジネスパーソンの給与水準並みのリターンを得ることについて理解し、応援する
2,社会起業家の希望者が必要以上のリスクをとることなく安心して起業できるよう、投資家の層を厚くし、当座の資金提供や人材のサポートを受けられるようにする


毎日オンラインのサイトはここ 、勝間さんは社会起業家に関心が高いのがわかります。

20人ぐらいが書き込みをやってますが、提案に賛成が三分の二、残りが反対といったところです。こんなことが書かれてます。


「約10年前、新しい基盤を使って大手企業がeビジネスと称して新しいビジネスモデルを成立させましたが、今では個人までもが起業する事ができるようになりました。同じように社会起業家を支える基盤が整備できれば、きっと10年後には多くの人たちが社会起業家として活躍されていると思います。」


「育つまでバックアップできる機関を国・民間でつくれたらいいと思います」


「海外のように小さいときからボランティアに参加するなど、試験勉強だけでない社会勉強も教育の中に組み込んでいき、一人一人の意識を高めて、文化に昇華し、社会起業家というくくりも必要がなくなるぐらいになるのが理想ではないでしょうか」


「そういう事であれば、社会起業家を支援するような、新興市場を作るのも面白いかも知れませんね。宮崎なり大阪なり、やる気のある自治体が中心になって、社会起業家を支える証券市場を作る。二酸化炭素までも市場になるのですから、思想を市場化しても案外面白いんじゃないでしょうか」


「サラリーマン(会社人間)とは違う道があることを若いときからよく考えて選択させることが大事」


「日本におけるほとんどの地方の中小零細企業、家族経営会社の実態は、社会起業家と言ってもよいのではないのでしょうか」


「社会起業がほんとうに感謝されるサービスを提供しているならば、そこにはおのずと感謝の印としてのお金が入ってくると思うのです。たぶんお金が入って来ないのは、そこまで感謝されるサービスを提供していないんだと思います」


「行う事業が正しく市民に理解されることができれば、事業に出資し支持する人たちは自然と集まっていくというのが、自然な流れのような気がします」


玉石混交、なるほどと勉強になるものもあります。賛成の中に「玉」があり、反対が「石」の感じですね。