これは山本繁さん(NPOコトバノアトリエ代表理事)がこの4月にメディアファクトリーから出版した本の題名である。


本の題名としては変ってるが、なるほどそうなのかと得心した。


やりたいことがないと社会起業家に向いてる理由をこう書いている。
・所詮、世の中お金が一番じゃないか
・会社のために働きたくない
・お金儲けがしたいわけじゃない


世の中の仕事はそんなのばっかりなので就職する先がない。こんな考えを持ってたために慶応大学環境情報学部を5年間やった。


そのうち、やりたいことを自分でつくればいいんだと気づき、社会で困ってる人のニーズの代理人になり、困ってる人の思いを汲み取り、ビジネスモデルを作ればいいんだと気づいた。


2002年に大学を卒業した年の夏、コトバノアトリエ(若い人の文章教室、文章伝達力を高める)をはじめた。


私は99年ごろから社会起業家の研究をはじめ、それらしい人に会い話を聞いたが、同じような感性の人がずいぶんいた。


「やりたいことがない」とは、既存の仕事の中にやりたいことがないことで、それならやりたいことを作っちゃえばいいとなる。


まだ世にない仕事をつくるのだ。創造には時間がかかる。事業を創造中の人は働いてるようには見えず(それまであったような働き方と違うため)、ニートに見える。


ニートは敗者、怠け者なので鍛えなおさなくては、社会のゴミ。。。そう見るのが普通だが、そればかりではないと私は思ってたのは、社会起業家の道を切り開いてる人がいるのを知っていたからである。


仕事がない社会になってるが、それなら社会起業家のような新しい仕事をつくればいいのだ