外耳炎のため気分悪くブログをやめてましたが、よくなってきたのでまた始めます。


表題はNPOコトバノアトリエ代表の山本さんです。昨晩、NHK教育テレビの福祉ネット「若者の才能を引き出す」に出てました。


30分の番組はずっと彼の事業を取り上げてましたが、彼を礼賛してました。

山本さんのブログ日記はここ

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山本さんは中高校生や若者向けに文章教室をやって、言語コミニケーション力を高める事業をやってました。


この頃ときどき会いましたが、事業は地味でこんなことでいいのかなと疑問に思ってました。


その後彼の事業はニート支援に広がり、番組ではそれを紹介してました。こんな事業です。


・オール・ニート・ニッポン(日本放送のもじり)ーインターネットラジオ、ニートの生態を話題にしている
・トキワ荘プロジェクトー家主から安く家を借り、漫画家志望の若者へ賃貸、一軒家に数人で住むので同じ関心領域でコミュニティができる、14軒で実施、収益部門
・日本中退予防研究所ー専門学校と提携し、中退する学生、三分の一ぐらいは中退するらしい、の相手になり中退を阻止する、専門学校にも学生確保のメリットがある、長くニートになっていると疲弊しそこから脱出するのが大変、そこでニートになる前にエネルギーを注ぎニート化を阻止


山本さんによると「若者の壁」は「人とのつながり」がなく孤立してることで、壁突破のために「コミュニティづくり」を市民の力でつくる、これが彼の事業です。上の3つのプロジェクトもこれです。


社会インフラを市民の力でつくるアイディアはすばらしい。未来性があります。


厚労省の調査では、若者ニートは60万人、これに中高年を入れると3倍の180万人なるそうです。


これを失くすために社会インフラをつくるのが山本さんの事業です。普通なら官僚や政治家の仕事ですが、もはやそんなアイディアも力もない、官僚と政治家に社会問題を解く力がなくなっている、そこで社会起業家を自認してる山本さんだけができることだと思いました。


山本さんの事業はまだ極小でよく見えませんが、なるほどと感心する設計になってるので、社会へインパクトを与えるようになるでしょう。彼ような人の活躍を見ていると日本も新しくなってることを感じます。