今日の毎日新聞のライフスタイル欄にこの記事があった。


茨城県つくば市にあるモーハウス、mo-house、授乳服の製造販売、百貨店と青山の店舗、通販、の光畑由佳社長が「子連れで出勤、会社で育児」を出版、それで訪問記を書いたようである。


会社のホームページはここ 、光畑社長のブログもある、ホームページには受けたマスコミ取材も書いてあるが、子連れ出勤が目新しいためか取材が多く今売り出し中の会社らしい。


新聞記事では28人のスタッフのうち12人が子連れ出勤、週2~3回、9時から3時までのパート勤務である。


事務所にベビー布団があり、子供はそこで遊び横でお母さんがパソコンで仕事をしている風景が写真で出ていた。ほんとのお母さんだけでなく、そこにいる人がお母さん役を引き受けるらいしが、何かノウハウがありそう。


光畑社長は「すべての会社が導入すべきとは思わないが、仕事と育児の難問の解決策のひとつでおすすめ」と語る。


授乳服製造販売はありふれた事業であるが、子供と働くビジネススタイルが社会起業で、光畑社長は社会起業家である。社会起業というと必ずフローレンスが出てくるが、フローレンスでもやればいいのに。


このビジネスモデルは全国のどこでも応用できる。机上の議論で出てきそうなことだが、やってしまったのがよい。モオハウスは事務処理だったが、プロフェショナル、女医、弁護士、会計士、デザイナー、プログラマー。。。の仕事向きではないのか。


昔は仕事と育児は無関係だったが、80年代あたりから関係ができてきて、まず育児休暇から関係が始まった。その後社内保育所へと進んだが、子育てはやはり家庭でやるのが自然と在宅勤務が開発された。バック・トゥ・ネスト、巣に帰る、社会から家庭に帰るトレンドがあった。


それが「子連れ出勤」なんて、ここまで日本でも進んできたのかと感心した。


在宅でなく会社で子育てするのは「子育てコミュニティをつくる」という光畑社長の思いがあるかららしい。子育て支援のNPOはたくさんあるが、会社にお母さんと子供が集まり、経験を情報交換すれば、不安がなくなる、そんな効用もあるからだ。


子連れ出勤は出勤に満員電車で1時間では無理で、大都市では地域に根ざした会社や地方の会社でやりやすい。


地方は経済が疲弊してるというが、大都市にないようなビジネスモデルでやればよく、こう考えると事業のタネはいくらでもあるだろう。


筑波で始まったのはなるほどである