前回、BSフジで社会起業家を放映した話をしましたが、そこで一橋大イノベーション研究センター長の米倉教授が、フローレンスが社会起業として優れてるのはビジネスモデルがよく、事業が社会に広く広がり、続く仕組みがある点だと話してました。米倉教授が例示したのがサポート会員です。


それをうけフローレンスの駒崎さんがサポート会員の話をしました。月会費7000円から8000円が払えないひとり親家庭のために、月1000円の会員を集め(年間12000円)、8人で一つの家庭にサービスを提供します。


こうしたサービスは銀行や大企業から寄付をもらってやるのが在来のやり方ですが、そうでなく個人から少額を集めサービスを提供するのです。


駒崎さんは、昨年オバマが少額の政治資金をネットで集めたことをヒントにしてこの制度をつくったそうです。


ひとり親家庭支援寄付のサイトはここです


私は十数年前に交通遺児の会の会員になり毎月2万円を数年間払ってたことがあります。この金は高校生に送られて学資のはずですが、ほんとにそう使われたかどうか、全く報告がありません。


これに似てますが、サポート会員のほうが安くて無理なく会員になりやすく、しかも使途が明確です。(高校生の場合、ほんとに勉強に使われてるのかと寄付をしながら不安に思ってました。フローレンスの場合現物給付ですので使途が明確です)


米倉教授はさっき駒崎さんから頼まれたのでサポート会員になるといってましたが、私もテレビを見た後、さっそくメールを駒崎さんへ送りサポート会員になることを伝えました。


米倉教授はルーム・トゥ・リードのジョン・ウッドは日本で資金集めパーティをやり、一晩で6000万円を集めた話をしをしてました。


日本は寄付税制が貧弱なので個人の寄付金が集まらないというのが定番ですが、ジョン・ウッドや駒崎さんの場合は、事業の斬新さを訴え、明確な使途を明示して金を集めることをやって成功してるのです。この辺りがいいですね。


寄付が少ないのを税制のせいにしてはいけません