クィーンズランド大学経済・政治学のジョン・クイギン教授はゲイツの創造的な資本主義論に対しこういう。


「インターネットもウェブも90年代の半ばに商用に解放されるまで非営利事業として発展していった」
「インターネット経済の主要な駆動力は、利潤追求型の技術革新でなく、個人レベルで、あるいは集合的に発揮される創造性である」


だからゲイツ財団がやってるようなことは商用に開放される前のインターネットに似ており、ゲイツ財団の活動の先に「社会セクター経済」「社会セクター産業」と呼べる境地があるんだとゲイツのコンセプトを肯定している。


グーグルが出てきた当座は、この会社はどうやって売上高をあげるんだと皆懐疑的だったが、今では一兆円をこえる売上高をあげる会社になってしまってる。


教育や医療、福祉のような社会セクターで企業の手法でイノベーションを起こすと、これが現在社会起業として先進国で行われ始めたことだが、やがてグーグルのような企業が生まれるかもしれないと思うのだ。


次のグーグルは社会セクターから出てくることになるといいのであるが