首都圏の自治体改革派の若手職員がやっている会の名前です。


1週間前の会合で東京都の向本圭太郎さんに会ったとき、こんな会をやってますと教えてくれました。

Non-Purpose ~首都圏のWA」のサイトはここ。


都庁と埼玉県庁の若手公務員の勉強会として始まり、最近では月例会をオープンにして誰でも参加できるようにし、ゲストスピーカーを招き社会起業のベストプラクティスを研究しており、毎回50名ぐらい集まっている様子です。


狙いは、「学習機会の提供」と「行動のための仲間づくり」です。


名前のノン・パーパスの意味がよくわかりませんが日常業務から離れてなのか、WAは「輪」なのでしょう。


私は「公民起業家」を提唱してますが、これはイギリスのシビック・アントレプレナー、イギリスでは起業家精神で公務員の仕事をやっている人のことですが、仕事を民間に渡す民営化でなく公務員自らが仕事を改革し、自治体を変える人のことです。


日本でも同様の人はいるだろう、ただ民営化を叫ぶだけではだめだ、自治体の中を改革しなくてはと思い、「シビック」を「公民」と訳し、「公民起業家」の言葉をつくり提唱してるのです。


3年ぐらい前に公民起業家の集まりをつくり議論したことがありましたが、そこでわかったことは公民起業家らしい人は自治体の中にたくさんいるということでした。


はじめる前は、いるのかな、いないのかなと不安のままはじめましたが、やってみると自治体の若手職員は優秀な人が多く、しかも自分の頭で考えるたちの人たちがけっこういて、日本の自治体は公民起業家の宝庫だと発見し、いいぞと思ったことがあります。


これが私の体験ですが似たようなことをやっている集まりがあり嬉しくなりました。


サイトを見ると、毎月ゲストスピーカーを招きベストプラクティスの研究をしてますが、みなさん自治体の現場で問題に直面してるので、それを摘出して問題を設定し、その解決策のビジネスプランをつくったらいいのにと思うのです。


私は社会問題を聞くとその場で反射的に解決策は何かを考えるクセがあります。その問題は成功したどのビジネスモデルに似てるのか、革新的な解決のアイディアは何か、仮想のビジネスモデルにはどんな問題が起こりそうか、机上のプランになりはしないか。。。


この会に集まった人の利点は自治体の現場にいて現場感覚があることです。その実体験から発想すればリアリティーのあるプランができると思うのです。


アイディア段階でまだビジネスプランまで熟してなくてもつくった解決策をサイトで提案すれば、その先プランは進化して行きます。自治体の問題はどこの地域でも同じなんですから。


ノン・パーパスの会の活躍に期待してますが、同じ志の人はこの会に参加して人のネットワークを広げることをすすめます